運行管理者試験とアマゾンで検索するとかならず出てくるのが「運行管理者試験 問題と解説 旅客編 平成31年3月受験版」ですよね。今回は「運行管理者試験 問題と解説 旅客編 平成31年3月受験版」を買ってみたのでレビューと解説をしてみようと思います。試験対策の問題集を検討している人の参考になります。
基本構成は過去問
本テキストの基本構成は過去問から解答、解説の順に掲載されています。掲載順も法律とジャンルでわけられています。
よくある過去問を1から10まで並べて、それを年度でわけている方式ではありません。過去問から法律別にピックアップして掲載しているので道路交通法だったらそればかりが並んでいるという構成になっています。
運行管理者試験は過去問を重点的に勉強するスタイルが一番合格に近いので、過去問から重点的に学んでいくスタイルは効率的だと思います。試験対策に重点を置いた書籍構成となっているので、てっとりばやく試験に合格したいという人にはおすすめの問題集です。
初学者にはとっつきにくい
法令と過去問中心ということもあって初学者にはとっつきにくいと感じます。少し運行管理者試験について学んでいる人にとっては、試験対策として十分機能する書籍です。イラスト付きで見やすい内容だと網羅性に欠ける面があります。その点では情報量は多く勉強のやりがいがあるテキストです。
「運行管理者試験 問題と解説 旅客編」は試験対策としてはおすすめできます。しかし初学者にとってはやや取り組みにくいテキストかもしれません。
カバーがない

「運行管理者試験 問題と解説 旅客編」は大学の赤本のようにカバーがありません。シンプルな書籍である点ではいいと思います。でもカバーを裏返して何の書籍かわからないようにしたいとかの使い方はできません。
厚みも分厚く持ち歩くにはちょっと重いですね。でもそれくらい中身は充実しているので試験対策には一番最適だと思います。
中は白黒のみでイラストなし
テキストの中身は白黒で構成されています。イラストも数ページありますが、ほとんどないといってもいいくらいです。
2色カラーやイラストが多用してあるととっつきやすかったりします。でもこれは試験対策に的を絞った構成ですので、明るい紙面構成よりもしっかりとした試験対策書籍といった位置づけにしているのだと思います。

まとめ
「運行管理者試験 問題と解説 旅客編」は完全な試験対策テキストです。逆に法律内容を勉強しようとする初学者には向いていない面があります。
補助者の講習でもらえるテキストで勉強して、試験対策として「運行管理者試験 問題と解説 旅客編」を買って勉強するという使い方がいいでしょうね。短期集中の試験対策としては一番効果が高いテキスト問題集だと思います。
じっくりと基礎知識と試験範囲を勉強したい人には向いていません。運行管理者試験に向けてどんな勉強方法を求めているかによって最適な書籍が違いますので十分検討して選んでみてください。